洞口 由実子 さん
・2022年度 応用生物学部 環境生物科学科 卒業
・現在、岐阜県内の公立高等学校で農業科教諭として活躍中
高校進学をきっかけに農業と出会い、農業の魅力や可能性に気づいたからです。農業という一つの産業を通じて地域社会と連携する様々な活動の中で、農業の楽しさや難しさを実感しました。また、海外実習に参加し海外の農業を肌で感じたことで、農業という一つの産業が世界を繋いでいることに感銘を受けました。この経験は、自身の地元である可児市や岐阜県の農業の未来を今以上に発展させたいという想いを強く醸成させ、ふるさと岐阜の農業の発展に尽力したいという想いを強く抱きました。そのためには、教育が不可欠であり農業の学びを通じた教育活動をしていくために、教員を志望しました。
高校農業は「農業」という一つのくくりであるため、自分の専門分野がある場合でも、必ずしもその分野・学科で教育実習をさせて戴けるとは限りません。私の場合は、自分の専門分野である「草花」で教育実習をさせて戴けましたが、実習校の状況等により配属学科や学級が自分の専門外の分野になる可能性があります。そのため、教育実習に行く前に農業全般の知識・技術を習得しておくと良いです。また、農業は教科書の知識だけで、授業は全く成立しません。そのため、地元や地域の農業、あるいは世界の農業、さらには先人たちの知恵を知識として取り入れ授業を通じて生徒にアウトプットすることが重要です。そうすれば、自身の授業を通して自ずと農業の素晴らしさやおもしろさに魅了される生徒が増えていくのではないか思います。そのためには、実習期間のみならず普段から教材研究に徹し、自らを研磨し続けてください。
また、生徒たちとの関わりは本当にかけがえのない時間です。一瞬一瞬を大切に有意義な2週間にしてほしいと思います。
教員採用試験の勉強を始めたのは3年生の夏休みからでした。東京アカデミーさん主催の夏季集中講座に参加し、採用試験への道のりや勉強方法等、あらゆる視点からご指導戴きました。それから、澤田先生や田川先生の教職ゼミに参加し、一次試験を突破するためのノウハウを徹底的にご指導戴きました。勉強方法としては、過去問を入手し自分が受験する自治体の出題傾向を掴むことが最も重要です。教職教養については、全国の問題を過去3年分全てやりこみました。自治体あるいは年度によって出題方法が全く異なるため、様々な形式の問題に対応できるよう備えておく必要があります。専門科目については、農業技術検定2級の問題集と過去5年分の過去問を繰り返し解き、岐阜県の出題形式や傾向を隈なく分析しました。小論文については、一つの題目を納得のいくものが書けるまで何度も繰り返し挑戦しました。面接については現代教育学部にある教育実習センターが実施する面接指導に参加させて戴きました。同じ目標を持った現代教育学部の皆様とともに学び合うことは、教育の捉え方や考え方が広がるため、とても良い刺激になっていました。ぜひ、自ら参加を志願して下さい。
「教師になりたい」ではなく「教師になる」。一つの意識の違いで、自分自身の「学び」に向き合う姿勢が大きく変化します。忍耐強く、素直且つ謙虚に前だけを向いて学び続けてみてください。自分自身を裏切らない努力の姿勢は自らが想い描く結果として現れます。
また、あなたの周りには我々の強い意志を真っ向から受け止め、支え続けて下さる素敵な先生方がたくさん見えます。さらに同じ目標に向かって切磋琢磨できる仲間も大勢います。このような出会いや経験を一期一会だと考えて取り組んで見てください。
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