濱田 凌誠 さん
・2021年度 人文学部 日本語日本文化学科 卒業
・現在、愛知県内の公立中学校で国語科教諭として活躍中
私は昔から教員になりたいと思っていたわけではありませんでした。大学に入学し教職課程があることを知り、将来のことを考えて、とりあえず履修してみようという安易な気持ちで履修しました。しかし、そのような安直な理由で履修した教職課程でしたが、実際に教職課程の授業を受けていくうちに、教員という職業に魅力を感じ始め、真面目に教員を目指すようになりました。
また、教育実習で実際の教育現場を経験し、これほどやりがいのある職場は他に中々ないと思い、より教員になりたいという気持ちが高まりました。
まず教育実習期間中は、常に時間に追われていました。朝はその日の授業の準備や挨拶運動のため生徒達よりも早く学校に来ていなければなりません。そして日中は、授業観察や授業実習があり、空き時間があっても生徒たちのワークシートを見たり、観察記録・実習記録を書いたりしなければなりません。
また、放課後には、次の日の授業の準備やその日の授業の反省を指導教官の先生と行ったり、日誌を書いたりするため、帰りは遅くなります。このように実習期間中は、朝早く起き、日中は常に何かを行い、放課後も作業をし、帰りが遅くなるため肉体的にとてもしんどいです。また、不慣れなことをしているため精神的に疲れることもあります。そうした日々が続く中で頑張れたのは、常にやりがいを感じていたからだと思います。
時間をかけて考えた授業を行ったときの生徒たちの反応や先生方からのお褒めの言葉を聞くととても嬉しく次も頑張ろうという気持ちになりました。また、授業の反省で先生からいただいたアドバイスを参考にして行った次の授業で、前回よりもうまく授業が進められたときは、自分の成長を実感することができました。
この他にも様々な場面でやりがいを感じることがあり、それらを糧として実習期間を全うすることができました。私は実際の教育の現場でこうしたやりがいを身をもって感じ、教員という仕事の素晴らしさを再確認することができました。
私は教員になることを目指していたので就職活動は行っていませんでした。
採用試験の勉強を本格的に開始したのは3年生の1月で試験まで約半年でした。私は、1年目で合格することは難しいと思っていたため、まずは1次試験を突破することだけを考えていました。そのため試験までの約半年間は教職専門と教科専門の勉強を行っており、一般教養に関しては範囲が広すぎるため例年出題されている文学史に絞って勉強をしていました。そして、2次試験で評価される小論文と面接に関してはほとんど対策を行っておらず、小論文に関しては試験前日に必要最低限のルールを頭に入れ、面接は1次試験の合格発表後に地元の教員を目指す友人たちと数回練習を行ったぐらいでした。
結果として合格はしたものの小論文と面接の評定は芳しくありませんでした。そのため私は早い段階から小論文と面接の対策をすることをおすすめします。ただ1次試験を合格しないことには2次試験を受けることさえできないため、1次試験を中心に勉強したほうがいいと思います。
教員は、未来の日本を支える人間を育てるという大変責任の重たい職業であると私は思っています。しかし、責任が重たい分何事にも代えられないやりがいや達成感を感じることができる素晴らしい職業であるとも思っています。そのため皆さんも教員を目指していくうえで、教員という職業がどのようなものなのかを自覚して、自分が教員になった時の姿を想像し、その姿を実現できるよう試験に向けて勉強に励んでください。
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