本学では,すべての構成員および来訪者が安心かつ快適に過ごすことのできる教育・研究環境を確保すべく,2024年4月1日より電子タバコを含む学内全面禁煙を実施しています。この施策の一環として,啓発ポスターの掲示,マナーキャンペーンの実施,禁煙巡回活動等,喫煙および受動喫煙防止に向けた各種取り組みを行ってきました。
しかしながら,依然として一部の学生による学外での喫煙および非礼な振る舞いが確認されており,地域住民の皆様に多大なるご迷惑とご不安をおかけしている実情があります。とりわけ,通学路や住宅地,神領駅周辺における喫煙,吸い殻のポイ捨て,通行空間の占拠といった行為が散見され,地域社会の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることを,大学としては大変重く受け止めています。
つきましては,大学構内の全面禁煙に加え、大学敷地外においても、関係者(教職員・学生・テナント事業者・出入り業者・来訪者)すべてに対し、喫煙マナーの遵守を大学のルールとする準備を進めていきます。特に、道路上や住宅街での喫煙、吸い殻のポイ捨てなど、他の人に迷惑をかける行為は厳に慎むよう求めます。これにより、より一層の喫煙防止とマナー向上を図っていきます。
なお,本学は森林や竹林に囲まれた立地にあり,仮に隠れ喫煙による火災が発生した場合,キャンパス全体はもちろん,周辺の住宅等にも深刻な被害をもたらす危険性を否定できません。そのような重大事態が生じれば,社会に対して大学は多大な責任を負うこととなります。
もとより,決められたルールを守ることは、学び舎の一員としての基本的な責任です。引き続き,大学敷地内,周辺地域を問わず禁煙を守っていただきますよう、切にお願い申し上げます。
禁煙の実践が困難な方につきましては,本学健康増進センター(診療所)において実施している医師や看護師による禁煙相談を活用し,ぜひ,自他の健康,環境美化,リスク防止,大学のブランド力向上のため,卒煙治療に着手してください。
中部大学は,今後も,健康的で持続可能な学修・研究環境の構築に努めてまいります。すべての関係者の皆様におかれましては,引き続き,本学の禁煙方針に対するご理解とご協力を賜りますよう,心よりお願い申し上げます。
以上
2025年6月20日
中部大学 学長
前島 正義
副学長
柳谷 啓子
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